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Project

2023

リブネット

30年後の未来を見据えた複合施設のコンセプト提案

Point

  • 未来を見据えた複合施設のコンセプト提案
  • チームメンバーの持つ専門性をかけ合わせる共創プロセス
  • 施設の各機能を結び付けた相乗効果や新たな価値の創出

Summary

株式会社リブネットは、図書館委託業務、ソフトウェア開発販売、コンサルティング、用品販売などの事業を展開している図書業務の総合プロデュース企業です。同社は神奈川県の某エリアで開催された、図書館機能を含む複合施設建設にあたってのサウンディング調査(市有地などの活用方法について、公募により広く意見や提案を求めることを目的とした、民間事業者と市との直接の意見交換)に参加。NEWSKOOLは本調査に向けた複合施設のコンセプト作成/提案を支援しました。

Story

神奈川県の某エリアでは、学校や公共図書館、区⺠センター、民間事業などの機能を併せもつ複合施設の建設が計画されていました。その基本構想の策定にあたっては、施設の効率的な管理・整備方法の提案だけでなく、地域で活動する生活者や事業者に対する価値提案や、施設を複合化することによる相乗効果や新たな価値の創出が求められていました。

株式会社リブネットは図書業務の総合プロデュース企業として、図書館機能の検討を担当。NEWSKOOLは地域のエスノグラフィ調査や図書館や教育を取り巻く社会環境の分析を実施し、図書館機能のみに限らない総合的な観点からコンセプト検討を実施しました。

本プロジェクトを進行する中で特に重要視したのは「30年後の未来を見据えた複合施設のコンセプト検討」です。本複合施設の竣工は2030年頃を予定しているため、今回のプロジェクトでは「ハード(施設)とソフト(サービス)の両面において、2050年頃まで耐用しうる設計であること」が求められました。

そこで、NEWSKOOLは、
1.2050年においても変わらない人々の本質的な価値観の探索
2.SFプロトタイピングの手法を用いた未来構想ワークショップ
の実施を通じて、未来を見据えた図書館・学校機能の再定義を試みました。

「未来においても変わらない価値観の探索」では、家族や老い、教育、労働といったキーワードをもとに、未来の兆しとなるような先進事例を調査することで、未来において変化する価値観・変化しない価値観とは何かをそれぞれ探索しました。また、調査を通じて浮かび上がってきたインサイトをまとめる際には、人々のライフステージに合わせた価値観の変化マップ(下記画像参照)を作成しました。

ペルソナの具体化のためライフステージに合わせた価値観を可視化

SFプロトタイピングは、SF的な思考力を駆使して未来の世界を想像し、そこからの逆算で今求められる事業アイデアや組織のあり方を探る手法です。今回実施したワークショップでは、参加者(NEWSKOOL・リブネット双方のプロジェクトメンバー)は、事前に定めた2050年の世界観設定とペルソナ(主人公カード)カードをもとに、未来における図書館との関わり方をテーマにした小説を執筆しました。プロジェクトメンバー全体で望ましい(あるいは、望ましくない)未来の図書館像を共有することを目的としました。

予め作成した未来の世界観設定をもとにワークショップ参加者は独自の物語を描く

Output

このような未来洞察のプロセスを踏まえて、アウトプットとしては「複合施設の運用が想定される2030年から2060年までのある家族のストーリー」を作成しましたストーリー中では各ライフステージにおける複合施設との関わり方を描くことで、人々の体験や体験を通じて得られる価値がどのように施設のハード(施設)やソフト(サービス)と結びついているのかを検討しました。

生活者で考える@未来のつながる学び舎」をテーマに、
施設と人々との関係性を物語として描く

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